私の知り合いでプログラミングこれから勉強する!みたいな人毎年結構いるが、体感で半年で9割消えている。
どうも数か月で未経験からエンジニア転職!とかありがちなキャッチフレーズのせいで簡単に習得できると思っている人が多く、なかなか理想通りに技術が身につかず挫折する人がけっこういるらしい。
当たり前だが、全く経験のない状態からお金をもらえるレベルの技術を身に着けるにはそれなりの時間かけなきゃできるようにならない。人、頑張りによって変わるが1~3年など年単位はかかると私は思う。
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新卒のプログラミング未経験・経験者の差
新卒だとプログラミング未経験者と経験者両方おり、最初は当然圧倒的に経験者が強い。4年情報技術の勉強をしているから当たり前だ。
ただ、2,3年もすると未経験者も実務でそれなりにコードを書けるようになることが多い。逆に言うと3年くらいはかかるということだ。
ただ、当然経験者もその期間でレベルアップしている。結局差はある程度は埋まるもののずっと開いたままのことがけっこうある。
圧倒的な努力量、センスでその差を埋めるほどの加速度で成長する未経験はいるにはいるが、私の同期を見た感じ、20~30人に一人くらいだろうか。
ただ、該当する人は学歴あって元々勉強が苦にならない、センスがある、統計学の素養があるなど元から何か持っている人が多い。
プログラミング初心者は早くあきらめすぎる
ネット上のプログラミング勉強します!って人はどうだろうか?たかだか半年も続けてないのに挫折する。そんな短期間でできるわけがない。
お金をもらえる技術が未経験から数か月で身に付いたらこんな人手不足ではないだろう。
仮に短期間で簡単に稼げるレベルになれるとしたらエンジニアは当然余るし、それにより供給が多くなり単価が下がり稼ぎづらくなるだろう。
現在そうなってないのはやはり短期間で簡単にかせげるようになるわけではないということだ。
プログラミング関連は甘い誘い文句が多いが、その通りの場合の業界の状況と現在のIT業界の状況を比べてみることをおすすめする。それだけで大抵そんなにうまくいかないことが分かる。
なんだかんだ時間かけるとできるようになってくる
1年費やすとなんだかんだある程度分かること・できることが多くなってくる。そうなってくると「勉強しなきゃ」より「これを実現したいけどどうするとできるだろう、これ面白そうだから勉強しよう」と好奇心が勝ってくる。
私は大学の1年間、Javaから始まったが全然分からない、できない、そもそも何が実現できるか分からない、そんな状況だった。だが大学なので単位を落とすわけにもいかずやるしかなかった。このある程度強制される環境が良かったと後から感じた。
しかし1年たってみるとある程度自分の思うように動くコードが書けるようになってきた。ある程度分かる・できるようになってからは単位を取る義務より好奇心が勝って自分から授業外でも学ぶようになった。
やはり年単位で続けることが大事だ。まずは1年費やしてみてはどうだろうか?
しかも社会人になって未経験で入るのはさらに大変だ。同じ努力量、技術力なら若い方を雇う方が良い。より一層の努力、それ以外の付加価値が必要となるだろう。
自己学習を続けるためのモチベーションの保ち方など別記事にまとめているのでこちらも見てもらえればと思います。